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歯を守るにはエナメル質を守れ!!

こんにちは!院長の百瀬です。

前回まではセラミック治療におけるラバーダム防湿のメリットや効果を説明してきました。

今回は歯を守るためにとても重要な「エナメル質を守れ!」というお話をさせていただきます。


では、エナメル質とは?どんな役割があるのでしょうか?下図のように1回も削られたことのない歯は全てエナメル質という鎧に包まれています。見えている歯全てエナメル質です。エナメル質は力と感染から歯を守っています。

エナメル質を削っていくと、象牙質という黄色い組織が露出してきます。

過去のブログ「なぜ治した歯は染みる??」でもエナメル質と感染について詳しく説明していますので参考にしてください。


エナメル質は皮膚と同じで外来刺激や感染から内部を守ります。



エナメル質を失うと歯の強度は途端に落ちて行きます。下図のように虫歯の範囲が大きくなり、エナメル質を失うと歯の強度が落ちていくのが分かると思います。



エナメル質を1度失うと二度と元には戻りません。そして、失った歯に対して部分銀歯や

部分修復物で治しても実は強度は元に戻りません。


1度失った歯を部分修復治療しても、歯の強度はほぼ回復されないことが文献で示されています。近年、接着修復の進歩により強度を保証するような治療もありますので今後ご紹介して行きたいと思います。



このようにその場しのぎの繰り返しの治療ばかりしていると、エナメル質を失い歯は割れて最終的に歯を抜かないといけなくなってしまいます。


最終的な末路はエナメル質を全て失いこのような状態になります。歯の治療は何度もやり直しができません。

エナメル質は力と感染から歯を守ります!!「Save the エナメル!!」


エナメル質と感染については過去のブログ「なぜ治した歯は染みる??」で詳しく説明していますので参考にしてください。


エナメル質を守るにはどうすれば良いか??

①虫歯にならないように予防をしっかりと行う。

②繰り返しの治療は歯を失うので精密治療をして、何度も治療しない。

③治療も近年進化して、できるだけ歯を削らない治療があるのでそのような治療を行う。


エナメル質の重要性をご理解いただけたでしょうか?今後も歯を守る本質的な話をブログではお伝えして行きます。長い文章を読んでいただきありがとうございます。分からないことや気になることあれば気軽にお問い合わせください。






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